大阪ものづくり優良企業賞
2013年度受賞企業
匠

大阪の強みであるものづくり中小企業の集積と技術力等を国内外に発信するため、高度な技術力やQCD(品質・コスト・納期)等に優れ、市場での高い評価が期待でき、大阪産業の活性化と地域社会への貢献に資すると認められるものづくり中小企業を選定・顕彰するものです。

受賞企業は、「匠企業」として、自社の販路拡大のための取組を行っていただくほか、大阪府が行う府内製造業のプロモーションに、可能な限りご協力いただきます。

  • 最優秀企業賞

    奥野製薬工業株式会社 (大阪市中央区)

    代表取締役社長 : 奥野 直希

    企業紹介

    同社は、1905年(明治38年)創業の100年を超える老舗企業である。 創業以来、めっきなどの表面処理薬品、焼付用ガラスカラーなどの無機材料、ベーキングパウダーなどの食品添加物などを提供してきた。 特に表面処理製品については、パッケージ基盤の製造に用いられる硫酸銅めっき液添加剤「トップルチナNSV」の開発により、パッケージ基盤の高密度化に貢献するとともに、アルミニウム合金酸化皮膜への水溶性染料である「TAC染料」を開発するなど、パソコンやデジタルカメラなどのIT分野への表面処理に貢献している。 全社員のうち3分の1以上にあたる社員が研究・開発部門に所属し、製品の研究開発を主体とした企業活動を行っており、自社で計画する研究・製品開発テーマと顧客のニーズにより製品開発することで、より付加価値のある製品開発をすすめている。 大学との新規技術の共同開発も積極的に行うなど、コア技術の高度化を図り、オンリーワン技術の地位を築いている点などが高く評価され、今回の受賞となった。

  • 技術力部門賞

    ジョプラックス株式会社 (交野市)

    代表取締役 : 今堀 均

    企業紹介

    同社は、1962年(昭和37年)に創業し、2年後全自動洗濯機用ワンタッチジョイントや、浄水器用切換えコックなど先進技術を開発した。 1981(昭和56)年には、初の自社商品であるプラスチック流体ジョイント「ジョプラ」を発売し、その後は「軽量化」「低価格化」「ワークを傷つけない」メリットを生かし、電機・住設分野から浄水分野にはじまり、工場機械設備などの工業分野、近年では医療分野の製品など広範囲にわたり金属製品を樹脂化してきた。特に同社の浄水器用切換えコックや人工透析用L型ジョイントは、国内シェア60%を占める。 同社の強みは、同社名の由来でもある「ジョイント技術」と「流路制御技術」であり、この技術の周辺技術ノウハウの保有と進化、これを可能にする製造現場の高いQCDや自発的な改善活動にある。 単に金属製品を樹脂化するのではなく、新たな機能を付加して製品化し、開発・設計・生産までのトータルコーディネートにより、顧客のニーズに対応できる開発生産体制が高く評価され、今回の受賞となった。

  • 特別賞

    株式会社シナガワ (東大阪市)

    代表取締役 : 品川 隆幸

    企業紹介

    1972年(昭和47年)創業の同社は、ゴムパッキンの製造からスタートしたゴム製品製造会社である。 現在同社は、通常のゴム・樹脂シートの打ち抜き加工及び超軟質・強粘着のゲル製品の加工のほか、ゴム・樹脂の特性を生かした立体形状の製品を加工する開発を行っており、商品化に成功している。 同社では、多彩な加工方法の選択と豊富な抜き型により、多品種少量から量産までの生産が可能である。これを可能にしているのは、同社独自の設備と加工方法であり、これにより、複雑な形状の打ち抜きや100ミクロンもの精密な加工が可能となり、併せてスライス加工では、バリ取りやバリ残りが無い加工方法を確立されている。 特殊ゴム栓の開発など大学や他企業との共同開発などにより、樹脂製品に新たな機能を付加して製品化し、顧客に提案できる開発生産力が評価され、今回の受賞となった。

  • 特別賞

    株式会社ベスト (大阪市鶴見区)

    代表取締役 : 野田 康洋

    企業紹介

    同社は、1974年(昭和49年)に創業し、自動車・自動二輪車用排気管のガスケット製造からスタートし、1979年(昭和54年)には、排気管用渦巻き型ガスケット全自動生産機を自社開発し、その後、量産体制を確立した。 その後、主に自動車のエンジン廻りやマフラー周辺の制振、緩衝、浄化、軸受けなどの機能をもつワイヤーメッシュ部品や、他社品に対し約2倍の耐久性もつ球面ガスケットを開発し、自動車メーカーに供給している。 同社は、先駆けて金属メッシュ製品の自動編み機のほか、切屑の発生しにくい製造方法や、補助材を利用して極細金属線材での編加工を可能にする製造方法の開発など、独自の技術を進化させている。 独自技術の高度化と、生産性を向上させる製造方法や設備の開発による内製化などで、製品の他社との差別化や安定供給が相まって、自動車業界だけでなく、医療業界への商品化の取り組みが高く評価され、今回の受賞となった。

  • 夢・未来・TRI賞

    オーハツ株式会社 (富田林市)

    代表取締役 : 芝谷 康二

    企業紹介

    同社は、1943年(昭和18年)に創業・設立し、船舶や車両などの発電機・電動機の製造でスタートした。 その後、可搬型発電設備や防災・非常用発電機を開発製造し、独自の回転機のノウハウをもち、汎用型発電設備から、特殊単体発電機生産までを社内一貫システムで行い、顧客ニーズに合わせた発電設備の提供が可能である。 この開発力を活かし、弱い風でも発電可能な風力発電機の開発など、街の中でも使える新エネルギーへの取組みに夢が感じられること、また、自社のこれまでの技術をベースとして、他社が模倣困難な技術の独創性が評価され、今回の受賞となった。

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