職人技とデザイン力で空間を彩る木製インテリア
更新日: 2026年3月13日
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種村建具木工所は、創業以来培った建具製作技術と伝統の木組み技術を生かし、住宅、寺社、店舗向けに木製建具や造作家具、組子細工など多様なオーダー木工製品の製作・取付を行う。顧客は設計事務所、建築会社、商業施設オーナーから、新築・リフォームを行う一般顧客まで幅広い。また、独自の木製インテリア商品の開発・製造・販売も行い、伝統技術を生かしたものづくりを現代の住宅や店舗空間へ提案している。
同社には、木製建具・木製家具・組子細工それぞれに職人が在籍し、種村義幸社長自身も3種すべての工程を熟知している。現地調査から提案・製作・取付まで一貫して行い、細かな要望やこだわりに向き合いながら、高い品質を安定して提供できる体制を整えている。製作現場では、最新のNCラジアルソーを活用し、職人の繊細な技と機械加工で安定した寸法精度と再現性を確保している。
技術と知識を生かし、無垢建具からフラッシュ建具・家具、造作家具、組子細工まで、多彩な製作物を一社完結で提供している。建具・家具・組子の技術を組み合わせた製作を得意とし、複雑な意匠や精密な加工が求められる場面で、空間に最適な形を提案する力と技術力を備える。さらに、顧客のこだわりに応えるため社内外のデザイナーと連携し、建具そのものが空間を彩るインテリアとして機能する製作を心がけ、用途や雰囲気に合わせた組子デザインの提案に力を入れる。
機能性と意匠性を両立した建具作りを追求し、使用場所に合わせた組子細工のデザイン提案を行うことで建具をインテリアへと昇華させている。表裏別構造を持つ大阪格子戸では、格子の裏部分に小障子を配し、夏は通気性に優れた格子戸、冬は気密性の高い戸として使用できる。優れた機能性と意匠性を兼ね備えた建具であり、伝統技術の確かな機能と空間に映えるデザイン性の両立を追求する姿勢に、同社が信頼される理由がある。
伝統技術を生かし、洗練された木製インテリアの自社オリジナル商品「彩り障子」「光箱」「imadocoシリーズ」「花組子シリーズ」を2010年から展開している。外部デザイナーとの協業にも積極的であり、日本古来の階段箪笥を現代に合うかたちへアップデートしたナカジマミカ氏の「HACO-DANCE」や「七宝組子を用いた花組子シリーズ」などの取り組み例がある。家具・組子技術と意匠を融合する技術力が高く評価されている。