高度な精密加工技術で多様な産業を支える
更新日: 2026年3月18日
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ハヤシ精工は、摂津市に本社を置く金属部品加工会社であり、精密部品加工を得意とする。一般鋼をはじめステンレスやアルミ、真ちゅう、各種合金まで多様な素材の加工に対応する。創業当初は試作品や小ロット部品の加工を中心に自動車関連製品を主力としていたが、高精度と納期対応が評価され、難削材加工や量産品の依頼が増加した。近年は半導体関連部品や産業機械装置、検査装置などの分野へも領域を拡大している。
多様なサイズや加工条件に応えられる点が、同社の特徴である。複数のマシニングセンタに加え、クレーンやリフトといった設備を導入しているため、最大1,950mmまでの大物加工に対応でき、また、ボールエンドミルを駆使した等高線加工の技術に優れているため、他社で断られるような複雑形状部品の加工も引き受けている。分割加工や特殊治具・特殊刃物を自社で製作することで多彩な加工条件や要求に対応し、サイズや材質、複雑さを問わず高精度かつ高品質な製品を納期厳守で提供する。
さらに、CAD/CAMなどのデジタルツールを活用することで、加工時間の短縮、プログラム作成ミスの防止、製品精度の安定化を図っている。これらの取組は作業効率の向上だけでなく技術の蓄積にもつながり、高難度の案件にも確実に応える体制をつくり上げている。設備力と技術力、そして改善活動を継続する姿勢が、同社の加工品質を支えている。
熟練技術とデジタル管理を融合させた生産体制が、同社の品質を支える基盤である。技術者は複雑形状の加工を数多く手がけてきた。その経験から高い調整力とノウハウを蓄積しており、厳しい公差にも確実に対応して高い加工精度を実現している。さらに、工程の管理においては、管理システムを導入。受注から材料手配、加工工程、出荷までの進捗を一元管理し、工程の見える化により問題の早期発見や予防管理を実現している。
社員の平均年齢は30代で、若い技術者が多く在籍し、新しい技術やシステムへの適応能力が高いため、新たな課題に積極的に挑戦している。人材確保の一環として外国人従業員の採用にも取り組んでおり、外国語によるサポート体制を整えることで、多様な人材が働きやすい環境づくりを進めている。柔軟な組織体制と前向きな社内風土で、今後もさらなる飛躍が期待される。