豊富な加工機と盤石な社内生産体制で顧客要望に応える
更新日: 2026年3月13日
2025
上野鉄工は、切断や曲げなどの板金加工による金属製品や部材の製作を手がけ、パイプや溝形鋼などの形鋼加工も得意とする。1965年に立体的な構造物やタンクなどを製作する製缶業として創業した。2002年よりレーザ加工に特化した体制へ移行し、加工精度の高い製品を短納期で提供している。板金加工のほか切削加工やタップ加工、溶接、表面処理なども請け負うことができる。
丸・角パイプや溝形鋼(チャンネル)、L字鋼(アングル)、H鋼などの形鋼は、柱やレールなど長尺部品として加工されることが多い。同社が手がける製品や部材も建築や鉄道関係、食品工場などで多く使用されている。形鋼は複雑な断面形状を持つため加工時に変形しやすく、振動やたわみも発生しやすい。同社ではファイバー、CO2(炭酸ガス)の2タイプのレーザ加工機を適切に使い分けることで、こうした加工不良を防止する。また、材料の長さは12m、丸パイプであれば直径400mmまで対応する。
当日納品にも応えるスピード感のある生産体制も強み。24時間連続稼働が可能なレーザ加工の自動化システムを導入することで即納を可能にした。また、レーザ光を細かく制御することでバリの発生を抑制し、後処理の手間を省くことでも短納期を実現している。社員全員が図面の扱いから加工方法まで熟知しており、事務処理作業などを効率的に行えるのも強みである。
プレスブレーキは、金属板を所定の角度または形状に曲げる機械。加工時に金型に沿った傷が製品に入る事象が発生するが、特殊シートや専用金型を用いることでキズが発生しない手法を確立している。また、ステンレス球体に星形の模様を入れたいという要望では、3次元レーザ加工機で対応した実績もある。ステンレスの無酸化切断により、光沢と輝きのある高品位な加工が可能で、ブリリアンカットにも定評がある。
2025年9月に新本社・工場に移転。既存の第2工場(摂津市)と併せて加工設備や人員の配置を見直し、生産効率の向上を図った。また、新本社・工場には直径152㎜までの小径パイプ専用のレーザ加工機も新たに導入した。切断加工やドリル・タップ加工に対応するほか、溶接の強度と仕上がりの向上を目的に、接合部を最適形状に削る開先加工も行える。