流体制御機器が専門のメーカー兼商社のハイブリッド企業
更新日: 2026年3月25日
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IBSは、バルブやポンプ、ガス発生装置の開発・製造を手がける流体制御機器メーカー。半導体分野からエネルギー・医療・一般産業分野まで特殊流体の安全かつ安定した供給が求められる現場で多数の採用実績を有する。
創業は1997年。流体制御機器の輸入商社として事業を開始し、顧客ニーズに対応するかたちで輸入商社と並行し、現在の業態へとシフトした。現在も商社部門を抱えており、他社製品を取り扱うことで客観的な視点を持ちつつ、自社技術を掛け合わせることで顧客の課題解決に直結する技術提案を行えるのが魅力だ。
樹脂や金属のダイヤフラムを用いて流体の吸込・吐出を行うダイヤフラムポンプとメタルベローズポンプを多数取り揃える。いずれも流体漏れを防ぐため、気密性や耐久性が高いのが特徴だ。ダイヤフラムポンプは小型・軽量設計により機器への内蔵が容易で、ガス分析のサンプリング用としても使われる。メタルベローズポンプはガス用の真空ポンプや昇圧コンプレッサとして使用することができ、汎用ガスのほか腐食性ガスなど特殊流体にも対応している。また、バルブにおいては逆流防止に不可欠なチェックバルブや、配管内の圧力を逃がし、機器の故障を防ぐために使われるリリーフバルブなどを扱う。温度や流体、圧力などの使用条件に合わせて素材や構造、形状の細かな設計変更にも柔軟に応じる。
ガス発生装置は、求められる純度や供給量に応じた最適設計を行うとともに、温度・圧力・設置環境などの条件を考慮した特殊対応が可能。安定した供給性能と高い信頼性を両立させるため、装置全体を一貫して設計・製造を行う。
このように、個々の用途や要求に合わせて最適解をカタチにできる技術力とノウハウが同社の競争力の源泉となっている。
自社製品をはじめ、医療ISO 13485を認証取得し、安全性と信頼性を担保できる医療機器開発にも取り組んでいる。
半導体や医療、新エネルギー、環境など各分野で強みを持つ国内外ベンチャー企業との共同開発も進めており、注目分野への製品開発にも力を入れる。
吸着剤(合成ゼオライト)を用いて加圧・減圧を繰り返すことで特定のガスを取り出すPSA方式を採用した、酸素ガス・窒素ガス発生装置を標準ラインナップしている。
酸素ガス発生装置の用途においては、酸素ボンベの代用はもちろん、魚の養殖場や農業分野では成長促進、産業分野では工業炉の燃焼の促進で、窒素ガス発生装置の用途においては、窒素ボンベの代用から食品・医薬品分野での酸化防止、産業分野では樹脂成形時の変質防止や溶接・はんだ付け処理時の酸化防止などで活用されている。
設計から製造まで一貫して装置全体を作る体制により、安定した供給性能と高い信頼性の両立を達成している。