高品質と対応力で海外からも信頼されるファスナーメーカー
更新日: 2026年3月13日
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SKOは、スライドファスナーや縫製副資材の製造・販売を手がける。製品はカバンや衣服、医療用ベッド、車両シートなど幅広い用途で利用され、各規格に応じたサイズや色に加え、顧客仕様にも対応する。
ISO 9001認証工場で一貫生産・検査体制を構築し、業界標準を超える自社検査基準の徹底により高品質なものづくりに定評がある。企画からサンプル作成まで、きめ細かく対応するうえ、アジア各国との提携により安定した資材調達を可能としている。
企画から生産、納品まで自社内で一貫対応できるのが強み。創業から50年以上にわたり、自社内での一貫生産により多様な業界のニーズに応え、実績を積んできた。高精度な加工技術に加え、受注内容に応じてライン生産とセル生産を使い分けることで、多品種から小ロットまで柔軟に対応する。また、大量生産型メーカーとは異なり、試作品や改良品の開発相談にも積極的に対応する。防水・難燃・透明・逆開などの特殊な顧客仕様に応えることもあり、その技術力を生かしてアウトドアや医療、介護といった異業種用途への展開も視野に入れる。
品質管理体制の強化も進めており、2017年にはカメラ検査機を2台導入。安定した品質により、多くの顧客から高い評価を得ている。将来的な人材不足を見据えて設備投資を進めており、補助金などを活用して各製造工程の自動化・省力化に挑戦している。
102台の生産設備を自社で整備・改良することで安定した生産体制を構築している。検査体制も強化しており、例えば、強度試験はJIS規格を上回る合格基準で実施している。このような高品質により、同社製品は自動車や家具メーカーなど多様な業界での採用につながっている。
また、特注品や小ロット生産にも対応し、顧客の課題に合わせた提案型のものづくりを行える。このような“日本品質”と“柔軟対応”が世界に認められ、海外取引につながっている。
近年、需要が拡大している介護用ベッドでは、衛生面の観点から着脱しやすいオープンファスナーが採用されている。そこで、2021年にはものづくり補助金を活用し、各工程の自動生産を実施。各工程での作業時間の大幅な短縮につながり、約10倍の生産性向上を達成した。その後もファスナー加工機を導入するなど、将来的な人手不足への対応を着実に進めている。