精密板金加工を得意とする開発型OEMメーカー
更新日: 2026年3月13日
2025
ニュー三豊電器は、東大阪を拠点とする金属加工会社。特に精密板金加工を得意とし、筐体関係のほか各種電子機器・測定機器用ケースの製作を手がける。公共情報端末や交通機関用制御機器、医療機器、音響機器など幅広い分野に向け、多品種・少ロット生産にも対応する。
開発型OEMメーカーとして設計・試作から生産まで一貫して対応し、協力会社との連携により塗装やシルク印刷、めっき処理、アルマイト加工など各種表面処理にも対応する生産体制を構築している。
年間不良率が0.0675%という高品質なものづくりが強み。独自の生産管理システムの導入により、各工程の進捗と作業履歴の見える化を実現した。不良発生時に原因の特定が可能で、対策することで再発防止に役立てている。また、ムダな在庫を持たず、受注数のみ製造する生産管理体制も不良率の低減に寄与しており、2024年には年間約4万種類にもおよぶ生産で、不良発生件数を27件に低減した。
複合加工機や高機能曲げ加工機などの設備投資も積極的に進めており、熟練工のノウハウと技術力との融合により、アルミなど難削材加工にも対応する量産体制を構築。このように高品質かつ低コストでの製品供給が、同社の信頼につながっている。加えて、精密を追求するものづくりは筐体部品の嵌合性の向上などにつながり、顧客でのスムーズな組立作業を実現した点でも評価を得ている。
複雑な曲げ加工を可能にする技術力と多数の金型を保有するのも強みの1つ。精度要求の高い内部パーツのような小物部品加工にも対応し、また、多様な金型の利用により新規部品製作の短期間で納品することができる。設備投資の一環で、ファイバーレーザ溶接機を導入しており、アルミ溶接や異種材溶接など対応可能な加工を拡大している。
自社製品「サンプロップ」は、溶接作業において製品を自由な位置・角度で固定できる万能治具であり、マグネットにより溶接定盤に設置できるのが特徴。多形状ワークの固定を容易にする。溶接以外の作業にも応用することができ、製造現場での作業効率の向上に寄与する。
精密板金加工で培った技術と柔軟な発想力で実現した製品であり、作業負担の軽減と品質向上につながる自社製品として展開している。